PR

初心者でも楽しめる穴釣りガイド:根魚を釣るための徹底解説

穴釣りとは?

穴釣りとは、防波堤やテトラポッド(消波ブロック)の隙間や岩場の間にエサを落とし、そこに隠れている根魚を狙うシンプルな釣りです。
このスタイルの釣りは特別なテクニックが不要で、初心者でも気軽に始めることができます。

穴釣りの最大の特徴は、「魚が潜む可能性の高いポイントを直接狙う」ことです。広範囲に仕掛けを投げる必要がないため、短い竿と簡単な釣具さえあれば楽しむことができます。


穴釣りの魅力

穴釣りは手軽でコストも抑えられるうえに、美味しい魚を釣ることができるため、多くの人に楽しまれています。特に冬場に力を発揮する釣りとして人気です。

  • 始めやすい:最低限の釣具があればスタート可能!準備や費用が少なくて済みます。
  • 釣果が期待できる:ピンポイントで魚がいる場所を狙うため、釣れる確率が高い!
  • いつでも楽しめる:冬だけでなく一年中楽しめ、よほどの荒天でなければ問題ありません!
  • 美味しい魚をゲット:カサゴやメバルなどの根魚は新鮮で激うま!

根魚は回遊魚ではありません。泳ぎまわる魚ではないので根魚にとって居心地の良い場所は「永遠のすみか」なのです。一年中美味しい魚が手軽に釣れるのが穴釣りの魅力です。


穴釣りに必要な釣具

穴釣りに必要な道具は3つだけ。誰でもすぐに挑戦できます。それぞれの選び方について解説します。

①釣り竿

最近は各メーカーも穴釣りに注目していて、穴釣り専用ロッドを販売しています。

  • 短めの竿がおすすめ:狭い隙間で操作しやすく、80~120cm程度の竿が扱いやすいです。
  • 硬めの竿を選ぶ:根魚の力強い引きに対応するため、しっかりとした硬さが必要です。根魚はエサを咥えてテトラ等の隙間に逃げ込みます。柔らかい竿だと対応できません。

②リール&ライン

リールも穴釣りに特化したモデルが販売されていますが、そういった特化モデルにこだわる必要はありません。

  • スピニングリールが最適:操作が簡単で初心者でも扱いやすいタイプのリールです。竿は短いのに大きなリールを取り付けるのはアンバランスになります。小型の#1000リールが最適です。
  • 4号のナイロンライン
    穴釣りは足元の穴に仕掛けを落とすだけのシンプルな釣りですから、通常よりも少ない量のラインで十分。ただし擦れに強いナイロンラインを使いましょう。擦れに弱いPEラインは穴釣りには不向きです。

③仕掛け

穴釣り=ブラクリ釣りと言ってもいいほどメジャーな仕掛けが【ブラクリ】です。

ブラクリ

形は丸型以外にもそろばん型や平べったいタイプ(ブラー)もあります。丸形やそろばん型はテトラの上を転がるので操作性に優れます。ブラーはヒラヒラしているのでアピール力があります。
色は赤・オレンジ系、グロー系、黒色などさまざま。
サイズは2~5号を揃えておけば大丈夫。ほとんどの釣り場で対応できます。

形も色も種類豊富なブラクリ。はっきり言ってどれを使っても大差ありません。直感で選んでも考え込んで選んでも釣果にはさほど影響しません。


穴釣りのポイント選び

魚が隠れやすい場所を選ぶのが穴釣りのコツです。次のポイントに注目して釣り場を探しましょう。

理想的な場所

  • テトラポッドやブロックの隙間:深い隙間ほど根魚が潜んでいる確率が高い!。
  • 岩場や防波堤の壁際:魚が隠れやすく、潮通しの良い場所が狙い目です。
  • 潮の流れが穏やかな場所:魚が落ち着きやすいポイントです。

根魚が居着きやすい条件が揃うのはやはり【テトラ帯】。釣り人にとっても狙う穴が無数にありチャンスが広がります。
普段からどこにテトラ帯があるか気にしておくと良いでしょう。

テトラ帯

テトラポッドでの注意

滑り止めの靴やライフジャケットを必ず着用してください。
穴釣りは始めやすい釣りですが、ライフジャケットは必要です。テトラポッドやブロックは非常に滑りやすく、落水事故につながります。
万が一落下・落水した時のショックを和らげることもライフジャケットを着用していれば期待できます。


穴釣りの効果的な釣り方

穴釣りの最大の特徴は、「魚が潜む可能性の高いポイントを直接狙う」ことでしたね。
魚が潜む可能性が高いポイント=海底(ボトム)です。
仕掛けは一気に海底まで落としましょう。根魚は性質上、上から落ちてくるエサを待ち構えています。
泳ぎ回ってエサを探すことはしません。目の前に現れたエサにだけ反応する性質を持ちます。

エサはいろいろ準備しよう

アオイソメなどの虫エサだけがエサではありません。動きも重要ですが根魚へのアピールは「におい」も重要です。特にサバの切り身は最高です!

種類特徴オススメ度
アオイソメ手に入りやすい万能エサ★★★★★
サバ・イカの切り身においが強烈 アピール◎★★★★★
オキアミまっすぐに刺すのがコツ★★★★☆
塩辛エサ持ちが良い★★★☆☆
魚肉ソーセージ針から外れやすい★★☆☆☆
さばの切り身

ランガンスタイルで

1つの場所にこだわらず、次々にポイントを移動する釣り方を「ランガン」と言います。
穴釣りではこのランガンスタイルが効果的です。エサに魚が反応しない場合は、素早く別のポイントに移動しましょう。
意地になってひとつのポイントで粘るのは、穴釣りには向きません。

アピールはほどほどに

仕掛けが着庭したらリールを少し巻いてエサを浮かせましょう。
小刻みに竿を上下させてエサを動かし魚にアピールさせるのがコツ。ただし動きはゆっくりと。
大きく動かすのは逆効果となるばかりか、根掛かりの原因にもなりますから注意が必要です。

素早く合わせる

根魚はエサを咥えるとすぐに障害物に引き込もうとします。
「確実に喰ってから合わせよう」と思っているうちに引き込まれてしまいます。アタったら素早く合わせても問題ありません。


穴釣りで狙える魚

穴釣りでは力強い引きが楽しめる根魚がターゲットとなります。代表的な魚を紹介します。

  • カサゴ(ガシラ):初心者にも釣りやすく、引きが強いため人気があります。
  • メバル:夕方から夜にかけて活発に活動する魚で、美味しく調理しやすいです。
  • アイナメ:冬場に狙いやすく、食味も抜群の魚種です。
ブラクリで釣れたカサゴ

まとめ

  • 仕掛けはブラクリ一択でOK
  • エサはいろいろ準備した方が楽しい!
  • すぐに合わせろ!

穴釣りは、簡単な仕掛けと手軽な釣具で始められる、初心者にも優しいシンプルな釣りです。
自然の中で釣りを楽しみながら、美味しい魚を手にする感動は格別!まずは基本の釣具を揃えて、釣りの第一歩を踏み出してみましょう!

コメント

error: Content is protected !!