サビキ釣りの釣果を大きく左右するのは「コマセ」の配合です。私の経験をもとに試行錯誤を重ね、たどり着いた「最強のコマセ配合」をご紹介します!
結論:アミエビ + アミ姫 + アジジャンボ
これら3つを組み合わせることで、それぞれの特性を最大限活かした強力なコマセを作り出せます。
それぞれの特徴を詳しく見ていきましょう。
アミエビ
冷凍されたブロック状のものが釣具店で購入できます。
メリット
魚が好む自然のエサそのもので、驚くほどの「喰い」を引き出します。
デメリット
夏は傷みやすく、冬は溶けにくいのが難点。
特に冬は海水に浸けておいても海水も冷たいのでなかなか溶けてくれません。。。
※サビキ釣りで使用するのは「アミエビ」です。「オキアミ」ではないので混同しないようにしましょう。
アミ姫
エサメーカーのマルキュー株式会社が販売している絞り袋に入った加工アミエビです。
3種類販売されていますが大差はありません。
メリット
絞り袋からそのまま絞り出して使用するので手を汚しません。
冷凍ではないので常温保存が可能。香りがついているのでアミエビの匂いが苦手な人にも扱いやすい商品になっています。
デメリット
アミ姫はドロっとしているため強い粘り気があります。
そのためサビキカゴにたっぷり入れてしまうと、カゴの目に詰まってしまい思うようにアミ姫が拡散されなくなります。
7分目を目安に入れることをオススメします。
アジジャンボ
同じくマルキュー株式会社が販売している粉タイプの集魚剤です。
なぜか西日本(愛知・静岡を含む)限定の商品です。もちろんアマゾンでも購入可能なので問題ありません。
メリット
光を反射して輝く「キララ」が配合されているのでアピール力があります。
アミエビと混ぜて使うことでかさ増しが可能になるだけでなく、粉タイプなのでアミエビから出た水分を吸ってくれます。シャバシャバになってしまったアミエビのコマセに混ぜれば硬さ調整ができるのです。
チャック袋になっているので余っても大丈夫ですので内容量1,400gのアジジャンボの購入をオススメします。
同じくマルキューから「アジパワー」という商品も販売されていますが、チャック袋でないので若干不便です。
デメリット
アジだけでなくサバやイワシも有効なアジジャンボですが、集魚力が高いがゆえにフグなどの外道も寄せてしまうことがあります。
配合のポイント
実はアミエビだけでも十分、釣果は期待できます。
しかし丸一日サビキ釣りを楽しむなら大量のアミエビを購入する必要があり、経済的ではありません。
そのほか解凍したアミエビだけを使用しても水分が多く、重さがないためアジが生息する海底までアミエビが届きにくいので釣果が伸びにくいのもデメリットです。
粘り気のあるアミ姫を足し、余分な水分を集魚剤であるアジジャンボで吸収させることでまとまりやすい(扱いやすい)アピール力があるコマセができあがります。
アジジャンボは粉タイプですから「煙幕効果」もあります。
アミエビやアミ姫だけでは煙幕効果はありません。アジジャンボで煙幕を演出することで視覚的にアジやイワシの興味を誘います。
オススメの配合比率は
アミエビ5 : アミ姫2 : アジジャンボ3です。
この比率で扱いやすく効果的な最強配合のコマセが完成します!
まとめ
3種類それぞれの特性を活かしたコマセを作る(配合する)ことが何より大切です。
アジジャンボのような粉タイプの集魚剤の代わりにパン粉やオカラ、米ぬかを使う人もいます。
いずれにしてもアミエビ単体で使用するよりも釣果に期待が持てますよ。
特に釣果が伸びにくい冬のサビキ釣りでは、こうした細かな工夫が成功のポイントになります。コストを抑えつつ、扱いやすく効果抜群の最強配合コマセで冬のサビキ釣りを存分に楽しんでください!
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