サビキ釣りは一年を通して楽しめる釣りですが、季節によって海水温や魚の動きが大きく変化します。
同じ「アミエビ」を使っていても、春と冬では釣果がまったく違うという経験をした方も多いのではないでしょうか。
実はその差を生む最大の要因こそ「コマセのアレンジ」です。
季節に合わせてコマセの重さ・粘度・香り・沈降スピードを調整することで、魚の活性にピッタリ合った集魚効果を発揮します。
この記事では、私が実際に試行錯誤して導き出した「季節別おすすめコマセ配合」を紹介します。
どの季節でも“シンプルに、でも確実に釣れる”をテーマにした実践的な内容です。
春|海が目覚める季節は「軽め+香り強め」で勝負
春は水温が上がり始め、アジやイワシが回遊してくる時期。
この季節はプランクトンが少なく、魚は匂いと動きに敏感に反応します。
- アミエビ:5
- パン粉:3
- アジジャンボ:2
パン粉を混ぜることで軽く仕上がり、中層〜上層の魚に届きやすくなります。
アジジャンボの「キララ」成分で視覚的アピールも強化。
強い潮の日はパン粉を減らして沈降バランスを調整しましょう。
夏|高水温期は「重め+まとまり重視」で海底を狙う
夏は魚の活性が高いですが、アジは底に沈む傾向があります。
そのため、粘り気と重さを持たせた配合が効果的です。
- アミエビ:4
- 生シラス:3
- アジジャンボ:3
生シラスが粘りを出し、アミエビの拡散を抑えます。
アジジャンボが水分を吸収し、底層まで届くように調整。
腐敗を防ぐため、クーラーバケツや保冷剤で温度管理を忘れずに。
秋|大型アジ狙いは「ボリューム+煙幕効果」で群れを留める
秋は魚の群れが濃く、ベストシーズンです。広範囲へのアピールが重要になります。
- アミエビ:4
- 生シラス:2
- アジジャンボ:4
アジジャンボを多めに入れることで煙幕効果が生まれ、群れを長時間留められます。
白い生シラスがアクセントとなり、大型アジの食欲を刺激します。
冬|食い渋り対策は「匂い+沈みの早さ」で突破する
冬は魚の活性が低く、海底近くで動かないため、香りと沈降速度が勝負です。
- アミエビ:4
- 生シラス:3
- アジジャンボ:3
生シラスの強い匂いで魚を寄せ、アジジャンボで沈みを早めます。
出発前にアミエビを半解凍しておくと扱いやすくなります。
番外編|代用素材で「節約×釣果」を両立
アミエビや生シラスが手に入りにくい場合は、パン粉・オカラ・米ぬかで代用可能。
- パン粉:4
- 米ぬか:3
- アジジャンボ:3
香りは弱めですが煙幕効果が高く、初心者でも扱いやすい配合です。
まとめ
季節ごとに海の状況が変われば、魚の反応も変わります。
同じコマセでも「軽め」「重め」「香り」「煙幕」のバランスを調整するだけで釣果が劇的に変化します。
シンプルな工夫で一年中楽しめる、それが「シンプルな釣り」の魅力です。
ぜひ季節に合わせた最強コマセで、次の釣行をもっと楽しく、もっと釣れる時間に変えてください!
最強コマセについてはこちらの記事を。
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